三十槌の氷柱:秩父の谷が凍る6週間
真冬の6週間ほど、荒川上流の岩肌からしみ出す水が凍り、高さ10メートルほどの氷の壁になります。ただし、見えているものの半分は「人が作っている」。その違いを知ってから出かけるほうが、面白い場所です。
東京在住ライターによる、知的好奇心旺盛な旅行者のためのリアルなガイド。
真冬の6週間ほど、荒川上流の岩肌からしみ出す水が凍り、高さ10メートルほどの氷の壁になります。ただし、見えているものの半分は「人が作っている」。その違いを知ってから出かけるほうが、面白い場所です。
秩父鉄道は、1944年2月に生まれ、小学校の校庭で15年眠っていた蒸気機関車を、いまも56.8キロの谷に走らせています。何がすごいのか、どう予約するのか、そして同じ線路を走る普通列車が意外と面白い話。
池袋から約90分。荒川のほとりに、灰色の岩が畳のように広がっています。これは地下20〜30キロでできた岩。日本の地質学はここから始まりました。歩いて、舟に乗って、夕方には東京に帰れます。
東京近郊の普通列車・快速列車には、追加料金で乗れる2階建てのグリーン車が連結されています。Suicaで買えば750円から。ただしホームの券売機はカード式のICカードしか受け付けず、天井のセンサーにタッチする作法があります。買い方と座り方を順番に。
東京から109.5km、新幹線なら49分。それなのに、外国人観光客をほとんど見かけない街です。2023年開業のライトライン、餃子、日光の天然氷のかき氷、そして駅前に立つ大谷石の餃子像。日帰りで足りる宇都宮の歩き方。
トミーテックの鉄道コレクションから出ている、宇都宮ライトレールHU300形HU302の1/150モデル。実車と同じ黄色で、島式電停が付いてきます。ただしディスプレイモデルなので、走らせるには別売の動力ユニットが必要です。
昭和2年、新宿のパン屋が本格インドカリーを80銭で出しました。町の洋食屋のカレーが10〜12銭だった時代に、8倍の値段です。中村屋はいまもそのカリースパイスを作っていて、あられにまぶした小袋が売られています。
新宿駅はギネス認定の「世界一利用者が多い駅」。1日270万人。その足の下には、雨にも猛暑にも当たらずに歩ける巨大な地下街が広がっています。案内看板の読み方と、地下だけでどこまで行けるかを、実際に歩いてまとめました。
川越の蔵造り18棟を、昔の写真と今の写真を並べて一棟ずつ解説した本。作ったのは川越出身の「ひとり出版社」です。歩いたあとに開くと、通りの見え方が変わります。
明治28年創業、足利のソース屋が作るフルーツソース。いちご・マンゴー・ゆずとはちみつの3種5点セット。アイスにも、ヨーグルトにも、お湯に溶いても。
閉場までの2年間、約70回通って撮られた築地市場の写真集。A4判184ページ、写っているのは魚ではなく、そこで働いていた人たちです。
都庁の窓から見える街のいくつかが、そのまま入っているレゴのセット。547ピース、16歳以上。ただし製造終了品です。
新宿の都庁、第一本庁舎32階の職員食堂は職員以外でも利用できます。入り方、開いている時間、そして混む時間の話。
地上202メートルの展望室は2つあって、どちらも無料。夜は建物の壁がそのまま巨大なスクリーンになります。北と南の違いと、時間の組み立て方。
展望室からは見えない、都庁舎そのものの形。二つに割れる塔を紙で組み立てるキットです。
日本初の「夜の工場」写真集。川崎市主催のフォトコンテスト入選作を中心に、5都市のマップと鑑賞ポイントまで収録。A5判127ページ、1,540円。薄くて軽く、中身はほとんど写真です。
舗装工事の作業員4体——レーキ、プレート、スコップ、一輪車。1/35スケール、税込1,540円、鞄に入れたことを忘れる大きさです。ただし未塗装・要組立で、接着剤は入っていません。
東京のなんでもない住宅街で、塗りたてのガードパイプの脇に2枚の貼り紙がありました。1枚は既製品。もう1枚は手作りで、「ペンキ塗り立て」が18か国語で並んでいます。日本が注意書きだらけである理由を、少しだけ。
赤レンガ倉庫から日没に出る船は、観光の横浜に背を向けて京浜工業地帯の運河へ入っていきます。プラント、フレアスタック、白い蒸気の90分。料金・運航日・持ち物と、正直に書いておきたい注意点まで。
味集中カウンターのあの一杯を、家の台所で。麺・液体スープ・赤い秘伝の粉が5食分そろったお持ち帰りセットの中身と、公式の作り方をまとめました。
京都を撮り続けた水野克比古・秀比古による紅葉の写真集。133か所の紅葉を、日本語と英語の解説つきで収めた一冊。観泉寺で額縁紅葉を見たあとに。
約400点を年代順に。編んだのは岡本太郎記念館の館長その人です。作品名と解説文には英訳が併記されているため、海外の方への贈り物としても珍しく「使える」美術書になっています。
岡本太郎が40年以上暮らし、制作したアトリエ兼住居。表参道のフラッグシップ店の一本裏に、ネットではまず買えないミュージアムショップと、めったに見ないガチャガチャがあります。
小江戸・川越の蔵造りの町並みは、明治26年の川越大火のあとに建てられたものです。焼け残ったのが蔵造りだけだったから。時の鐘は「音風景100選」、菓子屋横丁は「かおり風景100選」。西武新宿から特急で47分。
京橋のレストラン サカキ。ディナーのフランス料理はミシュランガイド東京2026のセレクテッドレストラン。そして平日のランチは洋食で、外には行列ができます。お店が明記している「並ぶ前に全員揃ってください」というお願いのことも。
せりを見たあとは市場でごはん。ただし豊洲は築地場外ではありません。食べ歩きはできず、いい店はお昼前に閉まり、そして「これだけは頼まないで」というものがひとつあります。
夜明け前、せり場の真横に立てるのは1日100人だけ。費用は無料ですが、前の月にネットで申し込んで抽選に当たる必要があります。仕組みと当日の流れ、そして外れた人のための「もうひとつの入口」。
茅葺きの学舎と老松、白壁に囲まれた「日本最古の学校」。日本遺産にも登録されています。あしかがフラワーパークから電車で20分——藤のライトアップを見に行くなら、先にここへ。
空港限定なのに、家で受け取れる。叶匠壽庵の「羽雲」は、ふわもちの生地で北海道小豆のつぶ餡を包んだ新食感のどら焼き。羽田空港公式通販の総合ランキング1位(掲載時点)です。
杉並の住宅街の奥、山門が紅葉と本堂をまるで一枚の絵のように切り取る禅寺。拝観無料、観光客もほとんどいません。11月下旬、ここは京都になります。
江戸の引札から明治のポスター、そして誰もが口ずさめるCMまで。広告だけを集めた博物館が、汐留の地下にあります。入館無料。東京でいちばん静かに面白い一時間かもしれません。
駅の地下からガラスのシャトルエレベーターで一気に46階へ。無料の展望スペース、東京湾を見下ろすレストラン、地下には広告博物館、そのあいだに劇場。雨の日の東京で、いちばん頼りになる住所です。
入浴剤ではなく、別府明礬温泉の湯の花小屋で噴気から結晶させた本物の温泉成分。製法は国の重要無形民俗文化財。ただし追い焚き・循環風呂には向きません。買う前に読んでいただきたいことを、正直に。
手のひらにのる、小さな蓋つきの器。明治の宮中晩餐会から生まれ、今も皇室の慶事に欠かせません。金平糖を詰めて贈られる理由と、贈りものとして愛される理由を。
漆器といえば黒や朱で木目を隠すもの。飛騨春慶は逆に、透き漆で木目を見せます。軽く、熱くならず、旅の鞄でも割れない——毎日使えるお土産としての漆器を。
1月2日、皇居の門が開きます。予約もチケットもいりません。長和殿ベランダでのお出ましまで、入門から退出まで、そして小さな紙の日本国旗をめぐるひとつのお願いを。
ひとりの小さな席で、自分の好みぴったりの一杯と向き合う。国内約80店舗の一蘭は、何がそんなに特別なのか——五つの元祖、注文のしかた、そして持ち帰りたい「旨辛コク増し」まで。
上井草駅のすぐ北、1980年代から手づくりを続けるサンドイッチとコーヒーの店。24種類、150円から。週末は開店前から行列ができて、昼前に売り切れることも。買い逃さないためのコツをまとめました。
1936年、17年の歳月をかけて完成した国会議事堂。石も木も、ほぼすべてが国産です。予約なし・無料で、一日8回。参議院参観ツアーの見どころと、参加のしかたを詳しくご案内します。
東京・中野の静かな一角にたたずむ、創建500年の真言宗の寺。地名「白鷺」の由来にもなった福蔵院と、その鐘楼、そして梵鐘に込められた仏教的な意味——除夜の鐘108回の意味まで、静かにご紹介します。
現役車両図鑑、路線図、そして撮影地ガイドまで。薄くて軽く、日本の外ではまず手に入らない——電車を眺めるのが好きな人に、静かに効くお土産です。
樹齢150年を超える一本の藤が、宙に浮かぶ花の天井に。そして夜は、まるで『鬼滅の刃』の世界に迷い込んだようなライトアップ。あしかがフラワーパークの楽しみ方と、訪れる前に必ず開花状況を確認すべき理由をご紹介します。
目の前を電車がかすめていくのは、鎌倉の江ノ電だけではありません。西武新宿線の小さな上井草駅では、踏切のすぐそばに電車が停まります。地元でひそかに愛される撮影スポットを、楽しみ方と安全のルールとあわせてご紹介します。
あなたの求める伝統的な最高級グレードの抹茶は、スーパーの棚にはありません。東京在住者が、抹茶のグレードと価格の本当のところ、選び方をやさしく解説します。
たった52席の動くレストラン。東京から秩父の山へ走りながら、シェフが目の前で料理を仕上げます。「52席の至福」の楽しみ方と、必須の予約方法・乗車駅までご案内します。
茅乃舎だしは、おいしい日本のお吸い物の静かな秘密。久原本家がつくる、無添加で自然なうま味のだしパック。軽くて日持ちして、日本のお土産として最高の一品です。
日本一と名高い温泉地・草津。中心には湯けむり立ちのぼる湯畑、冬は一面の雪。東京からの直行バス、草津温泉バスターミナル、そして便利な100円バスまで、行き方を丁寧に解説します。
モノレール、京急、リムジンバス、タクシー、送迎——羽田から東京への行き方を、朝ラッシュ・夕方の渋滞・深夜着まで、現地目線で正直に解説。
成田エクスプレス、京成スカイライナー、格安電車、リムジン・格安バス、タクシー、送迎——成田から東京への行き方を、朝ラッシュ・夕方渋滞・深夜着まで正直に解説。
東洋古美術のコレクション、隈研吾の建築、そして都会を忘れさせる丘の庭園。根津美術館は、東京がいちばん上品な顔を見せる場所です。
野外美術館、噴煙を上げる大涌谷、湖に浮かぶ鳥居、そして帰る前の温泉。箱根には「全部」が少しずつあります。
刃物の町・関で生まれた分解式のキッチンバサミ。お菓子より長持ちする、毎日使える実用土産の決定版。
杉木立の奥に輝く豪華絢爛な社殿、朱塗りの神橋、そして日本三名瀑のひとつ華厳の滝。日光は、実際の距離よりずっと遠くへ来た気分になれる日帰り旅です。
スクランブル交差点の真上229メートル、屋上吹きさらしの展望空間。最高です——ただしサンセット枠は数日前に売り切れます。上手な計画の立て方を。
裸足で歩き、ときには水の中へ。自分の動きにアートが反応する没入型ミュージアム。少しの準備で、体験は何倍も良くなります。
ドラゴンボール、プリキュア、デビルマン——日本のアニメが生まれたスタジオの敷地内にある、入館無料のミュージアム。
西荻窪駅から徒歩5分、予約必須の小さなフランスビストロ。ジビエ、手作りパン、そして誰もが忘れられないおかみさん。
古着屋、ライブハウス、こだわりのコーヒー、観光客はほぼゼロ — 下北沢は地元民のための東京の街。
観光客向けのお店はスキップ。これは東京の地元民が実際に通うラーメン店と、自信を持って注文するためのコツ。
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