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レストラン サカキ:ミシュランに載っている厨房が、平日の昼にハンバーグを焼く
食・グルメ

レストラン サカキ:ミシュランに載っている厨房が、平日の昼にハンバーグを焼く

京橋は、多くの人が「通り過ぎる場所」だと思います。片側は東京駅、反対側は銀座。真ん中で足を止める人は、あまりいません。

ここにレストラン サカキというお店があります。ディナーのフランス料理は、ミシュランガイド東京2026にセレクテッドレストランとして掲載されています。そして平日の11時半、店の外には行列ができていて、並んでいる人の多くは、これからハンバーグを頼みます。

この二つが同時に本当である——それが、このお店を紹介したい理由のすべてです。

R[S]の刻印が入った皿に盛られた、トマトとオリーブ、ケイパーのソースの白身魚のポワレ

二つの店が、一つの厨房から

サカキはフレンチ洋食の両方をやっていて、それを時間で分けています。

平日ランチ土曜ランチディナー
内容洋食のセットフレンチのコースフレンチ(コース・アラカルト)
予約不要(並ぶ)完全予約制したほうがよい
時間11:30〜13:30(L.O.)同じ18:00〜20:30(L.O.)

真ん中の列を、もう一度読んでください。 土曜日に「気楽な洋食ランチ」のつもりで行くと、そこにあるのは完全予約制のフレンチコースで、入れません。洋食が目当てなら、平日です。

定休日は日曜・祝日

行列と、一つのお願い

ランチタイムには列ができます。店内が広く座席数も多いので進みは早いのですが、列自体はできます。

そしてお店は、公式サイトに一つのお願いをはっきりと書いています。うっかり破ってしまうと気持ちのいい食事の始まりにならないので、ここで共有させてください。

ランチタイムは、店内・店外を問わず、待ち合わせをお断りしています。いかなる理由であっても、必ず全員お揃いになってから列にお並びください。

これは冷たさではありません。歩道まで伸びる昼の行列で、一人が四人分の場所を確保できてしまったら、その列は成立しなくなります。待ち合わせは駅の出口で済ませて、揃ってから店へ向かってください。

そもそも並びたくなければ、開店少し前に着くのがいちばんです。

食べたもの

食事の前に、生ガキと小さなグラスビールを。火曜日の使い方として、そう悪くないと思います。

レモンを添えた、殻付きの生ガキ

日本のカキについて、少しだけ。

日本では、カキは生食用加熱用という法的に別の区分で流通しています。同じものを等級で分けているのではなく、指定された海域や処理の基準そのものが違います。よくできた仕組みで、私たちはその恩恵をふだん意識せずに受けています。

ただ、正直に書いておきます。どんな区分があっても、生の貝のリスクがゼロになるわけではありません。 ノロウイルスは冬に流行します。妊娠中の方、ご高齢の方、免疫が下がっている方は、同じメニューの加熱料理を選ぶほうが賢明です。そうでなければ、安心して楽しんでいい一皿だと思います。

メインにはハンバーグ。洋食の基準点であり、「洋食をやっています」と言う厨房を測るのにいちばん適した一皿です。デミグラス、葉物、飾りなし。

デミグラスソースのハンバーグとサラダ

何度でも書きたいのは、ここです。この一皿を作った厨房が、ミシュランに載っているディナーを出している厨房と同じだということ。昼のために手加減しているのではなく、同じ手が別の仕事をしている。

冒頭の白身魚のポワレ——トマト、オリーブ、ケイパー——は、その手がフランス語で話しているときの姿です。

基本情報

  • 名称: レストラン サカキ
  • 住所: 東京都中央区京橋2-12-12 サカキビル1F
  • 電話: 03-3561-9676
  • 最寄り駅: 京橋駅(東京メトロ銀座線)4番出口/宝町駅(都営浅草線)A5・A6出口
  • ランチ: 11:30〜13:30(L.O.)/洋食セットは平日のみ
  • 土曜ランチ: フレンチコース、完全予約制
  • ディナー: 18:00〜20:30(L.O.)
  • 定休日: 日曜・祝日
  • 掲載: ミシュランガイド東京2026 セレクテッドレストラン(ディナーのフランス料理)
  • 行列のお願い: 待ち合わせ不可。全員揃ってから並ぶこと

予定を立てる前に: 8月中旬に夏季休暇があります。また、ある月の予約受付はその2か月前の1日から始まります(例:11月分は9月1日から)。同一名義で複数日程を押さえる予約は控えてほしい、という案内も出ています。いずれも公式サイトに掲載されるので、お出かけ前にご確認を。

隣町から、甘いものを

京橋から数分で銀座です。そしてその銀座には、明治27年(1894年)から続く果物屋があります。

銀座千疋屋。桐箱に入ったメロンを売る、あの老舗です。大正2年(1913年)には、日本で最初とされるフルーツパーラーを開きました。そのパティスリー部門が作っているのが、メロンよりはるかに持ち帰りやすいお菓子です。

銀座フルーツクーヘンは、フルーツ果汁を混ぜた生地を二層に焼き上げた個包装の焼き菓子。イチゴ&ミルク/レモン&はちみつ/メロン&ミルク/バナナ&チョコの4種類。そして——これが手土産として効くところですが——常温で約120日もちます。冷蔵も要らず、急いで帰る必要もありません。

銀座千疋屋の銀座フルーツクーヘン——個包装、常温で約120日

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※ 8個入り・16個入りなど箱の大きさがいくつかあります。注文前に個数をご確認ください。

泊まるなら

京橋にも銀座にも歩いて行ける場所に泊まりたいなら、三井ガーデンホテル京橋(中央区京橋1-3-6)。京橋駅から300m、東京駅からは徒歩8分ほど。新幹線で日帰りを組み合わせる旅なら、かなり効率のいい位置です。

予約前に必ず確認していただきたいこと:このホテルは子ども不可、エキストラベッドも不可です。ご家族での旅行なら、別の宿を選んでください。チェックインの時に知るより、ここで知っていただいたほうがいいと思います。

三井ガーデンホテル京橋をKlookで見る →

こういうお店が好きな方へ

同じ気配のお店を二つ。

ビストロ・フェーヴ(西荻窪)は規模が正反対——テーブル6卓、予約必須、ジビエと、おかみさんが自分で焼くパン。けれど「自分が何であるか」に正直なところは同じです。

「平日ランチのほうが得」という原則がお好きなら、カレッタ汐留がいちばん分かりやすい例です。地上200m、同じ窓際で、平日のランチセットはディナーよりずっと割がいい。

魚のほうに興味が向いたなら、豊洲市場の朝ごはんを。何を頼むべきで、何を頼まないほうがいいかを正直に書いてあります。

こんな方へ

「有名な店」より「いい店」で食べたい方へ。洋食という、名前に反してきわめて日本的な料理に興味がある方へ。そして——ミシュランに載る厨房が、平日の昼は近所の会社員のためにハンバーグを焼いていて、そこに何の矛盾も感じていないらしい。そういう店が好きな方へ。

注記:営業時間・定休日・夏季休暇・予約受付の開始日は変わることがあります。お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

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